退職したら、医療費が高くなってしまいました。思いがけず支払いが増えてびっくりしています。
退職で健康保険の保険者※1を変更していませんか?
病院や薬局の窓口でひと月に支払う医療費が上限額以上になった場合その超えた分が支給されることを「高額療養費」といいますが、退職による保険者変更で以下のことが考えられます。
① 高額療養費の上限額が変更となってしまった。
② 家族の扶養に入った場合、保険に加入している被保険者本人の
収入が多いため高額療養費の上限が高くなってしまった。
③ 「多数該当」に該当しなくなった。
(多数該当とは、過去1年のうち3回高額療養費に該当していた場合、ひと月の負担額が軽減される制度ですが、保険者が変わったことで、過去1年のうち3回という数え方がリセットされ、また0から数えなおすことになります。)
健康保険の種類や今後の治療によっては治療費が
変わります。病院の窓口などに相談しましょう。
健康保険を変えると、
出費が増えたり、社会保障が受けられなくなることがあります。辞める前にきちんと調べましょうね。
※保険者…健康保険証を発行している機関のことです。(市区町村・協会けんぽ・ 健保組合・共済組合・国保組合など)
保険者ごとに保険料や給付の内容が違います。
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