【インディペンデント通信　2018年　1月　第4号】

契約社員が契約期間のない社員に変わることができる『無期転換ルール』がスタートします

①正社員になるわけではありません

３ヵ月や半年、１年などの期間を決めた契約（有期労働契約）で働いている人が、更新を繰り返して、同じ会社で通算して５年を超えて働いている場合に転換できます。

無期労働契約になっても正社員となるわけではありません。

あくまでも期間が無期になるだけで、時給から月給にしたり、基本給を上げることを約束しているわけではありません。

②期限のない労働契約に転換するには申し込みが必要です

通算できる契約期間は、平成２５年４月以降に開始する有期労働契約が対象です。

（平成２５年３月３１日以前に開始した有期労働契約の期間は通算されません。）

契約社員やパートタイマー、アルバイト、派遣社員などの名称は問いません。

無期労働契約へ転換するには、労働者からの申し込みが必要です。

申し込みは、口頭でも法律上では有効ですが、後々確認できるよう書面で申し込むことをお勧めします。

５年を超えることとなる契約の開始日から終了日までが、申し込み期間です。

③無期限の契約へ転換する申し込みを受けたら会社は、こばめません

申し込みを受けた会社は、申し込みを拒否したり労働者の選別をしたり、無期転換の権利を放棄させることはできず、すべて希望通り転換させなければなりません。

申し込みをした場合は、次の契約から無期労働契約となります。

労働者自身が有期雇用契約を望むのであれば、それも可能です。

この場合、次の契約期間でも無期転換への申し込みは可能です。

無期転換ルールは、有期労働契約で働く人が突然契約終了となる不安を解消し、不合理な労働条件とならないよう、安心して働き続けることができる社会を実現するためのものです。

詳しくはこちらまで。無期転換ポータルサイト

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