インディペンデント通信

ゆうこりんの労働法教室|第3回休日

【インディペンデント通信 2018年 1月 第4号】

第4回求人票

 

ゆうこりん。明日のお休みのデート、彼が休日出勤でキャンセル。お休みなのに働いてもいいの?お休みってどういう日を言うの?

 

こんにちは。ゆうこりんです。今回は、休日と休日労働についてのお話ですね。

まず、休日とは、労働契約において労働義務のない日です。

さらに休日には、法定休日と法定外休日(所定休日)の2種類があります。

法定休日とは、労働基準法上で最低限取らなければならないお休みで、毎週1日(または4週間で4日)の休日です。

それ以外の休日を法定外休日(所定休日)といいます。休日は土曜、日曜である必要もないんですよ。

 

えっ?休日には2種類あるんですね。その休日に働けば、いつもよりお給料もたくさんもらえるのかなあ?

 

それが、もらえる場合ともらえない場合があります。

法定休日(1週1回又は4週4日の休日)に働くと、いつもを100%とすると35%増しのお給料をもらえます。

それから法定外休日(所定休日)に出勤した場合は、その週の労働時間が40時間を超えた分について、125%のお給料をもらえます。

パートさんのように1日の労働時間が短い人は、法定外休日に出勤しても週40時間を超えなければ、割増賃金は払われないことになります。

 

彼は、「明日の休日出勤をしてもらう代わりに、月曜日に振替休日を取ってください。」と言われたんです。

代休って言葉はよく聞くけど、振替休日と代休って何が違うの?

 

インディちゃんの彼は、振替休日を取るのですね。

振替休日は、本来のお休みをあらかじめ、そのお休みの前か後の出勤日と交換して働く代わりに休むことで、普通の勤務日とお休みを交換したわけですから、休日労働になりません。

そういう時は割増賃金は出ないんですよ。

 

 

代休は、本来のお休みに出勤し、その後で取るお休みのことです。

振替休日と違って休日労働になります。

休日労働なので、法定休日の代休であれば、いつもを100%とすると35%分の割増しをもらえます。

所定休日の代休であれば週40時間超えた分は、25%分の休日の割増賃金が払われます。

 

 

なるほど~。自分で理解しないといけないんですね!

始めからお休みと交換する日が決まっていたら振替。

交換する日が決まらずに出勤して、その後でお休みを取ったら代休ってことなんだね。

 

ただ、会社が変形労働時間制を取っていたり、フレックスタイム制だったりすると、割増賃金の計算方法がこの原則的な方法と違うことがあります。

疑問に思ったら、会社の人事の人に確認してくださいね。

 

明日のデートはキャンセルだけど、振替休日の月曜日に会えばいいんだね♪あっ、でも私は出勤。ガーーーン!

 

休日は、働くみなさんが体を休め、ご家族と過ごしたり、リフレッシュやリラックスをする大切な日です。きちんとお休みが取れるように普段から業務の効率化に心がけて、休日に出勤しなくて済むようにすると良いですね。

 

会員募集中

あなたもインディペンデントの仲間になりませんか?がん患者さんの就労支援インディペンデントは会員を募集しています。

 

インディペンデント通信は、協賛広告を入れずに無料で配布しています。

ですが、あなたにお届けするための送料と印刷代が必要です。賛助会費やご寄付は大歓迎です!

記事通信
記事通信
インディちゃんです。インディペンデント通信の記事をウェブにアップするのが仕事だよ♪

※コメントは管理者の承認後、掲載されます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

過去記事