インディペンデント通信

ゆうこりんの労働法教室|第4回求人票

【インディペンデント通信 2018年 4月 第5号】

第4回求人票

 

ゆうこりん、インディね、今、求職中なの。「仕事を探すなら求人票を見ましょう。」って言われたけど…求人票っていったい何なの?

 

こんにちは。ゆうこりんです。今回は、求人票についてですね。

求人票は職業安定法によって決められた労働条件が書かれている書類なんですよ。

ハローワークや求人誌、求人中の会社のHPなどで見れます。

そこには必ず書かなくてはいけない労働条件等の項目が決められています。

そして今年1月から、職業安定法の改正でその項目が増えたのですよ。

次の表を見てみましょう。

 

 

あっ、じゃあ、お給料やお休みとかが書いてあるの?それって気になる。大事!大事!

 

それがね、求人票は、全ての条件が書かれているわけではないので注意しましょう。

契約前の条件をざっくり提案しているにすぎません。求人票は字数や紙面に限りがあるから。

不明な点があれば、問合せましょう。ハローワークなら、窓口の担当者から会社に確認してもらうこともできますよ。

 

残業代として毎月決まった固定残業代を払ってもらう場合、それが何時間分の残業代なのかをはっきりしないといけなくなったんだね!

 

さらに、今回の改正で、求人票と違う内容で契約する時は、会社はどの点を変更したことがわかるように求職者にわかりやすく書面で示さなければならなくなりました。

 

労働条件が変更となる場合の確認の方法会社は、変更した内容を明確にした書面を渡して説明するまたは労働条件通知書が変更された部分に下線を引いたりマーカーしたりする方法などによってどこが変わったかを明確にします。

当初の求人票の内容とは違う条件で働くこととなった場合その内容を十分確認して働けるかどうか考えましょう。

働き始めてから、提示された労働条件と違う内容で働き方を指示される場合は、労働契約を解除することができます。

(詳細は「求職者の皆様へ」(リーフレット)

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000171017_4.pdf

 

がん患者さんが仕事を探すときは、どんなことに気をつけたらいいの?

 

がん患者さんが仕事を探すときのチェックポイントたとえば……社会保険制度が完備されています。

年間休日数が多いことや、平日に休日があることです。

休日を選べるシフト制があります。

自由な時間帯で働けるフレックスタイム制があります。

など、そんな会社は、同僚に気がねすることなく通院の時間がとれ、治療しながらの就労がしやすくなりますよね。

有給休暇が取りやすいかどうかは、社内の雰囲気によって大きく左右されます。

全国の有給平均取得率は50%程度なので、それ以上であれば年次有給休暇を取りやすい会社という目安になります。

育児介護休業制度や休職制度などに理解がある会社かどうかもポイントのひとつです。

会社のホームぺージや「愛知県ファミリー・フレンドリー企業検索サイト」なども活用してチェックしてがんの治療中も、経過観察中も安心して働ける職場を探したいですね。

 

□厚生年金保険・健康保険
□労災保険・雇用保険
□年間休日数
□休日の曜日
□シフト制
□フレックスタイム制
□年次有給休暇
□育児介護休業制度□休職制度

 

事前に調べておくことも大事ですね。

 

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