【インディペンデント通信 2019年 夏 第10号】
ゆうこりん、病気で休んでいるお友達のマンディちゃんがね、「もうすぐ有給休暇がなくなるから会社をやめなきゃいけない。」って泣いてたの。どうしたらいいのかな?
インディちゃん、それは心配ね。お友達が勤めている会社の就業規則に、お休みのことについて何か書いてあるといいわね。
就業規則??それなあに?
正社員だけでなく、パートさんばかりの会社でも、労働者が10人以上なら就業規則は必要です。
働く人が10人未満の小さな会社の場合、就業規則がないこともあります。
もちろんよ!会社は、就業規則の内容を伝えるためにいつでも労働者が見ることができるようにしなくてはいけないと、法律でも決まっているのよ。
マンディちゃんの会社の就業規則には休職制度があるかもしれません。
一度確認してみましょう。
休職制度を使うことができれば、有給休暇がなくなっても会社をお休みできますからね。
会社によっては病気休暇・傷病休暇というものがあったりするので確認してみましょう。
もしわからなければ、人事や総務の人に聞いてみましょう。
早速教えてあげなくちゃ
後日……。
ゆうこりん。マンディちゃんね、就業規則に3か月の休職制度があったんだって!休職制度使って、今は病気が良くなったんだって!
就業規則は、日ごろから知っておけばもしもの時にも安心です。経営者の方も、労働者の方々が困った時に慌てて読むのではなく、日ごろから読んでおくことが大切ですね。
就業規則は作って終わる「飾り物」ではなく、「使って」初めて生きてきます。
経営者の方もきちんと読み、実態に合わなければ、変更していきましょう。
大切な労働者の方に気持ちよく長く働いてもらうために、今一度、就業規則をよく読んでください。
困ったときは、社会保険労務士にぜひご相談ください。
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